緑茶は味だけでなく、健康にも良い飲み物です。しかしお茶の葉は飲み物以外でも使いみちがあります。お茶の葉に含まれる香りや消臭効果などは別の用途でも使うことができるのです。
ここでは使い終わった茶葉や、賞味期限が切れたお茶の葉を有効活用できる方法をいくつか紹介していきます。今まで使用済みの茶葉をゴミ箱にそのまま捨てていた方は、その使い方を見直してみてください。
1.お風呂に入れる
飲み終わったお茶でも、その葉にはまだ香りが残っています。お茶殻をガーゼなどの布に包んでお風呂に浮かべるだけで、天然の入浴剤として再利用することが出来ます。実際に、お茶の産地にある温泉旅館などでは、『お茶風呂』として時々この取組が見られます。
お茶の葉が入ったお風呂は、緑茶の香りを楽しめるだけでなく、体の消臭効果も期待できますよ。
2.消臭剤にする
緑茶に含まれているカテキンには消臭効果があります。
使い終わった茶葉を、『靴箱』『冷蔵庫』『ゴミ箱』『使用済みオムツ入れ』『トイレ』など、匂いが気になる空間に置くことで、「消臭」と「緑茶の香り」の両方を期待することが出来ます。またレンジでチンするとレンジ内の消臭も出来ますね。
3.洗顔と一緒に使う
緑茶に含まれているカテキンには殺菌効果があります。そのため緑茶で洗顔することで、ニキビなどの菌による肌荒れを防ぐ効果が研究報告されています。実際一部の洗顔フォームには「緑茶エキス配合」などと謳っている商品がありますね。
普段の洗顔をしたあと、仕上げにお茶殻を顔に広げ、最後に洗い流してみてください。殺菌効果と一緒に、程よいお茶の香りも楽しむことが出来ます。またフェイスマスク(パック)として使用してもいいですね。
4.枕に入れる
十分に乾燥させた茶殻を枕に入れて使ってみてください。ちょうどいい強さの香りを吸いながら眠ることで十分なリラックス効果が期待できます。
お茶文化の発祥の地である中国では、実際にこのやり方を使った民間療法があります。茶葉を枕に入れて寝ることで、血圧を下げ、不眠症を和らげ、頭痛を和らげる効果があるとされているのです。
ただし、枕内の湿度がこもったまま放置するとカビなどの原因となりますので、使用前に十分に乾燥させるよう注意しておきましょう。
5.除湿剤にする
乾燥した茶殻は空気中の水分をよく吸収します。
十分に天日干しした茶殻をクローゼットや靴箱に入れることで、消臭効果と一緒に除湿効果を期待できますよ。
6.掃除道具にする
茶葉で掃除をすることで、除菌や抗菌効果、また曇り止めが期待できます。強い洗剤を使って手荒れを気にしている方も、これなら低刺激なのでほとんど心配いりません。
掃除方法は使用済みの茶葉をそのまま鏡やガラス、蛇口、まな板や包丁などに擦りつけて、水で洗い流し拭き取るだけです。
7.肥料にする
茶葉には肥料としてよく使われる窒素成分が多く含まるなど、植物の生育に必要な有機栄養素が豊富に含まれています。そのため飲み終わった茶葉を肥料に使うことができるのです。
おすすめの方法は、茶葉を数日間水に浸し、浸した水を植物にかけてあげます。残った茶葉は土に混ぜ込んでください。
ときどき、「茶殻を土に振りかける」ことを勧める方がいらっしゃいますが、腐った茶葉は一部の害虫を引き寄せてしまうことがあります。個人的には「土にしっかりと混ぜ込む」ことが必要だと思います。
参考:https://helloteacup.com/2013/08/18/13-things-to-do-with-your-leftover-green-tea-leaves/
:https://www.gypsysoul.co.uk/10-uses-for-leftover-green-tea-leaves/
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