どくだみ茶と聞いてみなさんはどんなイメージを持ちますか?
有名な爽健美茶のCMで名前を覚えたけど、実際に飲んだことはなかったりよく効能を知らないという方も多いのではないでしょうか。
実はどくだみ茶の効能は非常に多く、健康志向の方にはおすすめのお茶です。
今回はそのどくだみ茶について効能や、飲み方について紹介していきます。
意外と知られてない「どくだみ茶の効能」
「どくだみ」は日本の至る所に自生している植物で、春から夏にかけて白いかわいい花を咲かせます。
画像にあるのはまさにその「どくだみ」の花です。
田舎暮らしの私にとってはどこにでもありそうな光景です。
この「どくだみ」は薬草としても重宝されており、10種類の効能をもつ「十薬」とも呼ばれています。
それをお茶にして飲むわけですから、当然体にもいい効果がたくさんあるのです。
高血圧と心臓の病気を予防
どくだみ茶には利尿作用を持つカリウム塩が含まれており、それによりデトックス効果が働いて体内にある老廃物を排出し新陳代謝を高めることができます。
高血圧は塩分の取り過ぎにより血液中のナトリウム量が増えることで起るのですが、デトックス効果によりナトリウム量が増えすぎることを防いでくれるのです。
また、クエルシトリンという毛細血管を丈夫にして血液の流れをサラサラにする成分もどくだみ茶には含まれています。これが高血圧の予防にもなりますし、心臓の病気の予防にもなります。
体質改善、美容、老化防止など
先ほど説明した通り、どくだみ茶のデトックス効果によって身体に溜まった老廃物を排出します。
すると血液の流れが良くなり、身体のむくみや冷え性の改善など体質改善も期待できるのです。
また新陳代謝が良くなれば美容にも効果があり、老化防止にも役立つとされています。
胃腸を強くする
どくだみ茶に含まれるクエルシトリンには消毒作用もあり、胃の中を消毒しストレスや暴飲暴食で荒れてしまいがちな胃を守ってくれます。
普段から飲むことで胃腸を強くすることができると言われています。
便秘の改善
便の流れを良くするマグネシウム、腸の動きを活性化させるカリウムなどの成分もどくだみ茶には含まれており、便秘改善の手助けもしてくれます。
毎朝起きてから一杯どくだみ茶を飲めば少しずつ便通がよくなっていくでしょう。
このようにどくだみ茶には多くの効能があるとされています。
日常的に飲むことで効能が発揮され、より健康な身体になっていくことが期待できます。
緑茶と何が違うのか
日本人が普段良く口にする緑茶もデトックス効果が期待できたりと身体に良いですよね。
しかし、「緑茶」と「どくだみ茶」には大きな違いがあります。
それはカフェインです。
緑茶はカフェインが含まれている一方、どくだみ茶はカフェインが含まれていません。
そのため妊娠中の方や、お子様でも手軽に飲むことができるのです。
同様に目が覚めて寝つきが悪くなる心配もないので、おやすみ前に飲めるのもいいですね。
飲みすぎると起こる「どくだみ茶の副作用」
ここまでどくだみ茶の効果を説明していきましたが、逆に飲みすぎるとどんな副作用があるのでしょうか。
実は過剰摂取をすると下痢を引き起こす可能性があります。
他のお茶に関しても同じことが言えますが飲みすぎには注意しましょう。
一般的には1日4~5杯が限度で3杯が適量と言われています。
また下痢以外にも過剰摂取するとどくだみ茶に含まれるカリウムにより、高カリウム血症を引き起こす可能性もありますので、過剰摂取には十分に気をつけましょう。
どくだみ茶の淹れ方とおいしく飲む方法
どくだみ茶を飲む場合は、急須に茶葉を約10g用意し、沸騰したお湯を500ml注ぎ3~4分ほどおいてください。ただし味と匂いに癖があるのではじめて飲む人は薄めで飲みはじめることをおすすめします。色は透き通ったキレいな茶色くらいを目安にしてください。
薄めにしても癖があって少し飲みづらいという方はほうじ茶や玄米茶などとブレンドすると少し飲みやすくなります。半々の割合いからはじめると美味しく飲めるでしょう。
さいごに
以上、どくだみ茶について紹介してきました。その名前や癖のあるイメージから敬遠されがちですが、身体にはとても良いので是非一度試してみてください。