みなさん中国茶についてどれくらいご存知ですか?
「漢方を使ったようなお茶?」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
実は皆さんがよく飲む烏龍茶も中国茶の一種なんです。
歴史がある中国で発展したお茶ということもあり、種類は3,000以上と言われています。
中国茶にはカテキンをはじめとしたポリフェノールが非常に多く含まれており、コレステロール値が気になる方にはぴったりの飲み物と言えるでしょう。
今回はそんな中国茶の中から最もポピュラーな種類を紹介していきます。
●プーアル茶
プーアル茶は、後発酵茶である黒茶を代表する中国茶です。
後発酵特有のまろやかな甘味とコクのある味わいで、香りは強くありません。
深い赤褐色の水色です。
プーアル茶は発酵により、脂肪分解酵素のリパーゼが発生します。
リパーゼは余分な脂を分解してくれるので、成人病予防、コレステロール、中性脂肪に効果が期待できます。
熟成茶重合カテキンも豊富に含まれているので、ダイエット後のリバウンドも抑えてくれます。
飲み方は、お湯で温めておいた茶器に、200ccのお湯に対し3gの茶葉を入れ、沸騰した95~100度の熱湯を注ぎ、すぐにお湯を捨てます。
これを洗茶といいます。洗茶をして茶葉の汚れを落としたら、再びお湯を注ぎ、1~3分蒸らします。
茶葉はお湯をつぎ足すことで、繰り返し使えます。
価格帯は50g500円からです。
●烏龍茶
烏龍茶は、発酵している途中で加熱し、発酵を止めた半発酵茶である青茶を代表する中国茶です。
爽やかな香りと甘みと渋みのバランスがとれたスッキリとした味わいで、濃い黄金色の水色です。
烏龍茶は種類が多く、発酵の進行度や焙煎の程度などによって味わいや香り、色が違うことがあります。
烏龍茶は半発酵により、烏龍茶ポリフェノールが生成されます。
烏龍茶ポリフェノールは脂肪分解促進効果があるので、ダイエット効果が期待でき、健康と美容をサポートしてくれます。
飲み方は、お湯で温めておいた茶器に、500ccのお湯に対し5gの茶葉を入れ、沸騰した95~100度の熱湯を注ぎ、1~3分蒸らします。
茶葉はお湯をつぎ足すことで、繰り返し使えます。
価格帯は50g500円からです。
●ジャスミン茶
ジャスミン茶は、茶葉に花の香りを付けた花茶の一種で、緑茶や青茶などにジャスミンの花弁の香りをつけたフレバーティです。
中国では茉莉花茶といいます。
ジャスミン茶はジャスミンの優雅で華やかな甘い香りが魅力です。ほんのり甘くまろやかな味わいで、黄緑色の水色です。
ミネラルやビタミンが豊富で、美肌や美容効果が期待できます。
ジャスミンの花には香り成分のベンデルアセテートやリナロールが含まれています。
これらの芳香成分は、自律神経の緩和、ストレス軽減、不眠改善、リラックス効果があります。
飲み方は、お湯で温めておいた茶器に500ccに対し5gの茶葉を入れ、沸騰した95~100度の熱湯を注ぎ、1~3分蒸らします。
茶葉はお湯をつぎ足すことで、繰り返し使えます。
価格帯は300g1200円からです。
●祁門紅茶(キームンこうちゃ、きもんこうちゃ)
祁門紅茶は、「紅茶」という文字を使いますが中国茶の一種です。
祁門紅茶はダージリン、ウバとともに世界三大紅茶に数えられています。
世界でも有名な祁門紅茶は、英国のエリザベス女王が誕生日に飲む紅茶としても有名です。
良いものは花の蜜や蘭、薔薇のような華やで甘い香りがします。
渋みが少なくクセのないまろやかな味で、深い真紅色の水色です。
祁門紅茶は、活性酵素を抑え、脂肪吸収抑制作用があるカテキンや紅茶フラボノイドが含まれているので、
生活習慣病、動脈硬化、コレステロール、ダイエットに効果が期待できます。
紅茶の芳香成分には、自律神経の緩和、ストレス軽減、不眠改善、リラックス効果があります。
飲み方は、ストレートや、ミルクティーがおすすめです。
お湯で温めておいた茶器に500ccに対し5gの茶葉を入れ、沸騰した95~100度の熱湯を注ぎ、フタをして1~3分蒸らします。
茶葉はお湯をつぎ足すことで、繰り返し使えます。
価格帯は50g1000円からです。
様々な特徴のある中国茶の中から、お気に入りの茶葉を見つけて楽しんでみてください。